まいど。
今日は妻と募金の金額や募金先について話し合い。
私は直接の知り合いは今回被災された地域にいないのですが、
妻は友人が被災している関係もあり、より強い不安を感じているようでした。
さて、今日は「他人の視点を借りる」事について、
自分の備忘録として少し仕事寄りで。
■以前、新機能のリリースをする際に、そのマニュアルを作成する機会がありました。
マニュアルを書き上げた後は間違いがないかどうか、誰かにレビューをしてもらう必要があります。
レビューをお願いしたのは、一緒に企画段階から関わってきたスタッフ(=機能の前提知識を共有している人)です。
■レビューも終わり、新機能とマニュアルは無事リリース。
しかし、複数のユーザから「マニュアルを読んだけどどういう事?」と問い合わせが寄せられます。
なるべくわかりやすく作ったつもりでしたが、評判はイマイチでした。。。
■お問い合わせの原因は、前提部分の説明が十分でなく、私とチェック担当者が「当然こうだよね」と思う部分を省いていた事にありました。
改めて考えてみるとば、初めてその機能に触れる人は当然に???と疑問を感じる場所です。
■なぜ、そんな大事な前提の説明をすっとばしてしまったのかを考えてみると、作成者とレビュー担当者を同じような立ち位置のスタッフだけで構成してしまった事が原因であると気が付きました。
作成担当もレビュー担当も企画段階から関わった者であり、どちらもその機能については十分機能を把握して、頭の中に「この機能はこういうものだ」という前提が刷り込まれていたので、説明を省いていた、というか説明する必要性を感じていなかったのです。
■後日、新機能の事を全く知らないスタッフにマニュアルを見せて意見を聞いてみると、ユーザからの問い合わせと同じ部分を指摘されました。
■もちろん、「ユーザーの立場にたって考え、客観的でわかりやすいものを作る」という心がけは持っています。
ただ、自分の主観フィルタを通じた客観視点では限界があり、ユーザ(=機能をしらないスタッフ)の声を直接聞く事が重要なんだなぁと、痛い目にあって気付かされました。。。
【今日のまとめ】
マニュアルのレビューには、前提知識を共有している人と前提知識を共有していない人にお願いしてみる。
前提知識を共有している人には正確性を、前提知識を共有していない人には読者視点でわかりやすさをチェックしてもらう。
今日はここまで。
読んでいただいてありがとうございました。