《184》奇跡の教室読了

まいど!
■今日は
「奇跡の教室 エチ先生と『銀の匙』の子どもたち
  ~伝説の灘高国語教師・橋本武の流儀~ 著:伊藤氏貴」
を読了。
中学校の国語授業で、わずか1冊の文庫本を3年間をかけて読み進めていく。
その授業が持つ意味・背景を、本人と生徒の言葉を通じながら明らかにしていきます。
■「やらねばならない」といった義務感からの学びではなく、
純粋に興味の向くままに学びを深め、答えを急がず、本質を掘り下げていく。
その経験が授業を受けてから20年、30年後にどのように人生に影響してきたのか。
既に還暦を超える年代の方もいる「銀の匙」の授業を受けた生徒達への取材もありますが、
その生徒たちが語るのは、この一見遠回りのように見える授業での学びが、
長い人生においてどれほど大事なものであったかを語る言葉ばかりでした。
■「これを知る者はこれを好む者に如かず、これを好む者はこれを楽しむ者に如かず」
という言葉もあるように、義務の学びよりも興味の学びの方が圧倒的にパワフルです。
もちろん社会人として「興味がないけどやらねばならない」事も有りますが、
それはそれとして、「興味」の分野を深める事にも取り組んでみる。
そんな思いを強くする一冊でした。
今日はここまで。
読んでいただいてありがとうございました。

2件のコメント

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    私も平成進化論やfacebookのおすすめで読みました。
    週刊ポストなどの記事も見て、とてもよい刺激を受けました。

  2. SECRET: 0
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    >みっちーさん
    「興味のおもむくまま」といっても、自分が本当に興味のある対象を絞る事は難しいところもありますね。
    書き続ける事で、そこを明確にしていきたいと思います。

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